2015年02月01日

すぅちゃんの「し」は幸せの4(なんのこっちゃ)

こちらの質問について、WANKOなりの解釈をば。

いきなり話がかわったように感じるかもしれませんが、すうちゃんは鼻腔共鳴の申し子DEATH!

声帯が振動して生じた音を、そのまま息に乗せて鼻腔まで運び、共鳴させる。すると、顔の前から音が正面にのびてゆく。

ボイトレで誰もが教わる技術ですが、なかなか全ての音域で維持するのは難しいものでして。
ところがすうちゃんは歌うとき、常に鼻腔共鳴をキープしてる。
だからどんなメロディーで歌っても、音圧に大きなムラがないわけですね。

さて、訓練していくと、わりと鼻腔共鳴させやすい母音というのがありまして。
それが「い」なんですね。

ただし。

イの段で「し」だけは油断禁物なのであります。

4 ! 4 ! 444 ! 4444 !  ……はっ! いかん、脱線。

さ し す せ そ
Sa Shi Su Se So

サ行は、軽く口を閉じて、歯の隙間から息を出す音「S」が子音となります。
でも「し」だけは子音が「Sh」となり、より強めに息が出るんです。
(舌の位置やらいろいろ要因があるんですが、面倒なので細かい解説は割愛)

ほとんどの日本人は、その強い息に音が負けて「しゅ」とか「しぇ」に近い発音になっています。
「い」の母音がこもって暗くなっているんですね。

だけどすぅちゃんは「し」の発音時も、「い」の母音が綺麗にきこえる。
きれいに「し」って言えてる。
ほんっとうに時々、直前の母音が「お」だったりすると甘くなることもありますけど、ほっとんど美しいです。

で、おそらくすぅちゃん本人も「し」の時の「い」がこもりやすく響かせにくいことは経験値として把握してるのでしょう。
そこでこの「降り注ぐ日差しー」という箇所。
「し」で伸ばします。
ちゃんと綺麗に響かせたい。
そのために、よりしっかりと「い」の母音を鼻腔にあてている。
鳴りやすい「い」を強く、鼻腔にあてた。
これが、あの、やや鼻にかかった独特の音になっている理由でございましょう。

ちなみにこの意識は「イジメ、ダメ、ゼッタイーー」と歌ってるときも持ってるようです。
この言葉をとても大事にしている。
だから、ロングトーンの「いー」は同じような音になっていると思います。



それよりも。
なによりも。
この歌とても素敵ですね。

Hey everybody!離れても仲間よ

とか

どんな思い出だってもっていくよ、忘れない! 〜 仲間がいる

あたりのくだりが、もう。
声に気持ちこもってますよね。
自分で、ちゃんとテーマを抱えて歌っている。

それがわかるのも、音が前に来ているから。
音に想いを乗せて届けること。
それは小さなころからずっと。
最近は可憐Girl’sの歌をきいてもすぅちゃんの歌に込めた気迫に泣いてます。

うぇ”え”(泣いている)


posted by WANKO-METAL at 18:49| Comment(5) | BABYMETAL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
発声、発音について詳しく解説ありがとうございます。

私は大して歌える口ではないのですが、私の歌の師匠は音程至上主義な人なので私もついつい音程の正確さに耳を傾けてしまう癖がついてしまったのですが、すぅさんの歌声に一発でヤラレて考えを改めました。

この曲以前は諸処のインタビューなどから、さくらで一番好きな歌は『マシュマロ色の君と』だと判明していますが、この曲は本人の卒業ソングなので思い入れもひとしおだと思います。
作詞したtommyさんが、ご自身の公式サイトでこの曲の仮歌を1サビ終わりまで期間限定で公開してくれてました。
メンバー全員が真似をして引き出しを増やす様を目の当たりにして嬉しく思いました。

さくらの曲は、特に初期の楽曲は良質なPOP ROCKが多くてびっくりしてます。
Posted by スー at 2015年02月01日 21:31
お二人はご存じでしょうか。
すぅさんの歌についてはこの話抜きには語れないと思いご紹介しておきます。

http://ameblo.jp/kakureakbholic/entry-11477526915.html
Posted by スー at 2015年02月01日 22:56
すうさんの心に響く歌声の秘密がわかったような気がします。解説ありがとうございました。ところで彼女の独特のリズム感についてなるほどと思った物がありましたのでご紹介します。
http://bakusai.com/thr_res_show/acode=5/bid=525/tid=2773915/rid=157329512/word=%82%D3%82%E7%82%ED%81%5B/
一昨年書かれたものですが、最後熱く語られていることが実現しつつある(ソロではないですが)のが胸熱です。
Posted by jwoo at 2015年02月02日 12:26
スーさん
コメントたくさん、嬉しいです!ありがとうございます。
この島歌の話は、震えますね。。。
惚れ直します。何度目かわからないけど。
そしてこれから何度惚れ直すのかわからないけれど。
Posted by wanko at 2015年02月02日 20:57
jwooさん
はじめまして!
コメントありがとうございます!大変うれしいです。
そして、スーさんのみならずjwooさんも、とても興奮するリンクをありがとうございます。
最後の予言、当たってますね。孤独の空を貫くようなストレートな楽曲ですけど、同じことですよね!
Posted by wanko at 2015年02月02日 21:02
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