2015年05月05日

SU-METALは鼻腔共鳴の申し子と断言していい…っよね!?

SU-METALが鼻腔共鳴の申し子であるという話。
50音が全て均一に共鳴している。
鼻腔で。

これスゴイこと。
だからみんな彼女の歌声にズギューンドキューンとヤラレてしまうんです。

twitterで時々すぅちゃんの歌について語るんですが、やっぱりちょっと専門的でピンと来ないですかね。
いちど、鼻腔共鳴をちゃんと解説したほうがいいのかな????

ってなわけで、SU-METALの歌声がなぜ、世界の人々の心を鷲掴みにしてしまうのか、共鳴の解説とともにお話します!


声の出る仕組みはご存知ですか?
図を見てみましょう。

KOUKUU.png

肺から出た息が、声帯を震わせます。その時に生じる音が、そのまま息に乗っかって、口から出て行く。
これは、一般的な発声。
空いた口からズバーッと息と一緒に出て行ってしまうから、音が拡散する。

ハミングした時に、唇がムズムズする人って、多いかと思います。
音が唇に当たって振動してるんですね。

ちなみにハミングした時に、どこもムズムズしないのは、息を送り出す力が弱すぎるのです。
こういう方が大きな声を出そうと思うと、息の力で声帯を震わせられない分、喉の筋肉で無理やり声帯を震わせてしまいます。
それで喉が疲れて、腫れてきちゃう。
で、枯れる。

あとは、そうですね、ハミングした際に、男性だと喉や胸元が振動するかもしれません。
それも結局のところは、息が弱く、口まで上がってきてないから、声帯の近くが振動してるんですね。
男性は骨格的に、胸元が振動しやすいんです。


ここまでは、理解OKですかね?

では、こちらの図を見てください。

BIKUU.png

音を乗せた息が、鼻腔に届いています。
これが、SU-METALの歌い方。

鼻腔は、こんなに広い。
しかも正面が骨ですから、硬い。
硬いから、音が反響する。
反響……、そう、響くんです!!

顔が、ビンビン響いてる。
音が拡散せずに、顔の中心から前に向かって響いて伸びていく。
顔を楽器として使えてるんです。

私たちの世界では声が良いことを「あの子、楽器がいいね」なんて表現したりします。

きっとこのブログを読んでる方には、楽器好きな方が多いと思います。
だから、わかりやすく例えてみましょう。

アコースティックギターって、弦を弾いて生じた音が、空洞で響きますよね。
で、ボディ(木の質や、空洞の作り)が良いと、素敵な音がします。

そう。

SU-METALは楽器(顔)の質がとても良いのです。

顔の形や質は遺伝だし、そこだけ取ると、生まれ持っての才能としか言えない。
でも、メロディに合わせて発音を変えながら鼻腔を鳴らし続けるのは、難しいのです。

とても。

世のポップス歌手は、ボイトレでみんな鼻腔共鳴を習います。
鼻腔共鳴そのものは、特別な技術ではありません。
とはいえ、低音から高音まで同じ鳴らし方を維持することは難しい。

音程を変える際には、体の中で息を流すスピードや量が変わるんです。
息の流し方を変えながら、息(音)をぶつける的は同じ。

想像してください。
早いボール、普通に投げたボール、ゆるく投げたボールを、全部同じ的にぶつけられますか?
難しいですよね。

SU-METALは出来る。
子供の頃に素直に身についたその歌い方を、そのまま伸ばし育てた先生が素晴らしい。

SU-METALは、努力している。
歌が好きで「自分 = 歌」と思い、自分という楽器を、楽器の鳴らし方を磨いてきた。
ちなみに、今まだ進化している最中なんですよ。

本当に、日本が世界に誇るボーカリストです。
彼女の楽器から出ている音は、海外ではあまり耳にしない音なのでしょうね。


あと、いつも言っている、発音の美しさ。

例えばですよ、カ行みたいに、舌の付け根を使う発音は舌顎が力みやすく、息を鼻腔に流しにくい。
ハ行のように、息を口から出さないといけない発音を、鼻腔で鳴らすのは難しい。

でも、SU-METALはそれが出来る。
50音を全て均一に鳴らせる。

最近はきっと、英語でも練習してるでしょうね。

彼女は鼻腔共鳴の申し子。
SU-METALの「ん」のロングトーンが甘く美しいのは、こういう理由です。




え?

んじゃ、どうやって鼻腔に音を当てればいいかって?
それはボイトレに通ってくださーーーい。
自社を宣伝したいけど、身バレが怖くてできないw

まぁ、ともかく体感しながらじゃないと、納得しがたいと思います。
鼻がビリビリするハミングができる人は、それが鼻腔共鳴ですよー。

注:クラシックとか、合唱とか、ジャンルによっては鼻腔以外を響かせてまーす。

posted by WANKO-METAL at 01:13| Comment(50) | BABYMETAL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする